リモートワークの進行管理|チャットと共有ドライブの活用法

編集や制作の現場では、リモートワークが一般的になり、ライターやデザイナー、校正者がそれぞれ別の場所で仕事を進めるケースも増えています。

場所を問わず働けるようになった一方で、「最新版の原稿はどれ?」「誰が確認中なのか分からない」「チャットの連絡が埋もれてしまった」といった、新たな課題も生まれました。
対面であれば一言で済んでいた確認も、リモート環境では仕組みがなければ情報共有がうまく機能しません。

だからこそ、現在の編集プロダクションでは、チャットツールや共有ドライブを活用しながら、誰でも案件の状況を把握できる進行管理を重視しています。

この記事を読めば、チャットツールや共有ドライブを使って、確認漏れやデータの取り違えを防ぐ進行管理の方法が分かります。
書籍やムック、Webコンテンツをリモート環境でも制作している株式会社ジー・ビーの編集チームが、実際の運用をもとに解説します。

チャットツールは「連絡手段」ではなく「情報共有の場」として使う

リモートワークでは、チャットツールが日常的なコミュニケーション手段です。
しかし、「確認しました」「ありがとうございます」といった連絡だけに使っていると、案件が増えたときに必要な情報を探しにくくなります。

マルチタスクで案件を進める編集プロダクションでは、チャットを単なる連絡手段ではなく、「案件情報を蓄積する場所」として活用しています。
たとえば、案件ごとに専用のチャネルやグループを作成し、原稿の提出、修正依頼、デザイン確認、監修結果などをひとつの場所へ集約します。
そうすることで、担当者以外でも過去の経緯を確認でき、引き継ぎや急な対応もスムーズになるからです。

株式会社ジー・ビーでも、チャットツールや共有ドライブを活用し、案件情報や制作データをチームで確認できる状態にしています。
修正依頼や確認結果を記録として残すことで、担当者以外でもこれまでの経緯を追いやすくしています。

チャットツール運用で意識したい3つのポイント
  • 案件ごとにやり取りをまとめる
  • 重要な決定事項はチャットに残す
  • 誰が見ても状況が分かる書き方を心がける

決定事項や確認結果を記録として残せば、担当者以外でも案件の経緯を追えるようになります。

共有ドライブのルールが、制作ミスを防ぐ

リモート環境では、原稿やデザインデータを共有ドライブで管理することが一般的です。
しかし、保存場所やファイル名のルールが決まっていないと、「最新版がわからない」「修正前のデータを使ってしまった」といったミスが起こりやすくなります。

そこで編集プロダクションでは、誰でも迷わず目的のデータへたどり着けるよう、フォルダ構成やファイル名を統一して運用しています。
また、作業中のデータと確定版を分けて管理することで、誤って古いデータを使うリスクも減らせます。

フォルダ整理、ファイル名と更新番号、最新版と作業中データの区別を示した図

データを整理する目的は、見た目をきれいにすることではありません。
必要な情報へ誰でもすぐアクセスできる環境をつくることで、作業の停滞やデータの取り違えを防げます。

担当者に依存しない進行管理の仕組み

リモートワークでは、「担当者しか状況を知らない」という状態が最も大きなリスクになります。
担当者が休暇を取ったり、急な対応が入ったりすると、案件全体が止まってしまう可能性があるためです。
チャットや共有ドライブだけでなく、進行表やタスク管理ツールも活用しながら、案件全体をチームで管理することが重要だといえます。

誰が担当しているかだけでなく、「今どの工程にあり、次に誰が動くのか」まで共有することで、担当者が不在でも制作を継続できます。
これは、リモートワークに限らず、複数案件を同時進行する編集プロダクションに欠かせない考え方です。

リモート時代の進行管理で大切な3つのポイント
  • 情報を個人ではなくチームで共有する
  • 進行状況を誰でも確認できる状態にする
  • ツールだけでなく運用ルールまで統一する

便利なツールを導入するだけでは不十分です。
「誰が、いつ、どのように使うのか」というルールまで整備されていることが、リモート環境でも制作を止めない組織につながります。

まとめ リモート時代の進行管理は「ツール」より「運用」が重要

チャットツールや共有ドライブは、制作を効率化するための便利な仕組みです。
しかし、本当に重要なのは、ツールそのものではなく、チーム全員が同じルールで運用できることです。
リモートワークでは、以下のポイントを押さえておきます。

  • チャットを情報共有の場として活用する
  • 共有ドライブの管理ルールを統一する
  • 案件全体をチームで見える化する

リモートワークでも品質と納期を維持できる編集プロダクションは、個人の経験だけに頼るのではなく、情報共有の仕組みを組織として整えています。

株式会社ジー・ビーでは、書籍、ムック、企業出版、Webコンテンツなど、多様な制作案件をリモート環境でも円滑に進められる体制を整えています。
チャットツールや共有ドライブを活用した情報共有に加え、進行管理や品質チェックのルールを統一し、担当者だけに依存しない制作の流れを整えています。

「社外メンバーとのやり取りが増えて管理が難しい」「複数案件を同時に進めたい」とお考えの際は、ぜひお気軽にご相談ください。

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この記事の監修者
株式会社G.B.

株式会社G.B.

雑誌・書籍・ムックの編集・出版を中心に、
その他にも広告媒体の企画・編集・制作著作権の管理・運用、翻訳、その他上記に付帯する一切の業務を行う。

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