トレンドを逃さない!短期間でムック本を発刊する編集チームの作り方

SNSなどで話題になっているテーマを、熱量があるうちにムック本として発刊したい。
そんな企画では、通常より短い制作期間を求められることがあります。

しかし、短納期だからといって、一つひとつの作業を単純に急がせればよいわけではありません。
監修者、ライター、イラストレーターなど、企画に必要な人を早い段階でそろえ、それぞれの予定と工程を細かく組み立てる必要があります。

ジー・ビーでは、SNSで話題になっていたテーマの健康系ムックを、約2か月で制作した経験があります。
その事例をもとに、トレンドを逃さず、短期間でムック本制作を進めるためのチームづくりと進行の考え方を紹介します。

短期間のムック制作は「急いで作る」だけでは進まない

短期間でムック本を制作するとき、重要なのは、すべての工程を無理に速めることではありません。

まず必要なのは、企画に必要な人と工程を早い段階で整理し、制作が滞りにくい体制をつくることです。

ムック本の制作には、原稿だけでなく、監修、イラスト、デザインなど複数の工程が関わります。
誰か一人の作業が終わらなければ、次の作業へ進みにくい場面もあります。

制作期間が長ければ、多少のずれを後から調整できる余地があります。
しかし、短納期の場合はその余裕が小さくなります。

今回の事例でも、制作期間は約2か月でした。

しかも、SNSで話題になっているテーマを扱った健康系ムックだったため、監修者、イラストレーター、ライターをすぐにそろえ、それぞれのスケジュールを確保する必要がありました。

短期間のムック制作では、「早く作業する」より先に、「早く制作体制をつくる」ことが重要になります。

約2か月の健康系ムックで、最初に制作チームをそろえた

短納期の企画では、人選に時間をかけすぎると、そのぶん実制作に使える時間が減っていきます。

今回の健康系ムックでは、テーマやターゲットに沿った制作ができるチームを組むことから始めました。

必要だったのは、監修者、ライター、イラストレーターです。

単に人を集めればよいわけではありません。
短い期間で制作を進める以上、その企画に合った内容をつくれることと、必要な時期に制作へ参加できることの両方を考える必要があります。

トレンドを扱う企画だからこそ、スピードだけを優先して内容との相性を後回しにすることもできません。

「このテーマを、誰とつくるか」。

ここを早い段階で固めることで、その後の制作スケジュールを具体的に組み立てやすくなります。

発注担当者側でも、短期間での発刊を考えている場合は、「いつまでに完成させたいか」だけでなく、「監修や執筆、イラストなど、どの役割が必要になりそうか」を早めに制作側へ共有すると、その後のチーム編成を考えやすくなります。

約2か月の健康系ムックで監修者、ライター、イラストレーターを早期にそろえる制作体制

短納期ほど、スケジュールは細かく決める

制作メンバーが決まったら、次に重要になるのがスケジュールです。

今回の制作では、短い納期だからこそ、工程を細かく設定して進行しました。

期間が短い案件では、大まかな締切だけを共有していても、十分とは限りません。

「この時期までに終わればよい」という進め方では、一つの工程が少し遅れたとき、その影響に気づくのも遅くなります。

短期間の制作で怖いのは、大きなトラブルだけではありません。

小さな遅れが積み重なることです。

原稿の進行が少し遅れる。
確認に少し時間がかかる。
次の担当者が作業を始める時期も、そのぶん後ろへ動く。
制作期間が限られているほど、こうした小さなずれを吸収できる時間は少なくなります。

そのため、短納期の案件では、完成日だけを見るのではなく、その途中にある工程を細かく区切って管理することが大切です。

各担当者が「自分はいつまでに何をするのか」を把握できれば、制作チーム全体でも次に必要な動きを確認しやすくなります。

小さな遅れを放置しないため、こまめに状況を把握する

細かなスケジュールをつくっても、それだけで制作が予定どおりに進むとは限りません。

今回の案件で特に重視したのが、各担当者との細かなやりとりでした。

短納期では、少しの遅延が後の工程へ影響しやすくなります。
そのため、各担当者が現在どのような状況にあるのかを、こまめに把握しながら進行しました。

ここで大切なのは、締切日に初めて進捗を確認するのではなく、制作途中の状況を見ておくことです。

予定どおり進んでいるのか。
確認が必要な点はないか。
次の工程へ進める状態なのか。

こうした状況が分かっていれば、制作全体の現在地を把握しやすくなります。

今回の制作でも、短い納期だからこそ細かくやりとりを重ねながら進め、制作を滞らせないようにしました。

短期間での制作というと、スピード感のある作業そのものに目が向きがちです。
しかし、現場ではむしろ、細かな状況確認の積み重ねが重要になります。

トレンド企画では、スピードと内容の両方を見る

トレンドを扱ったムック本では、発刊までの速さに意味があります。

話題になっているテーマを扱う以上、制作に時間をかけすぎれば、企画当初とは状況が変わってしまう可能性もあります。

だからこそ、制作チームには機動性が求められます。

ただし、短期間で完成させることだけが目的になってしまえば、企画のテーマやターゲットに合った誌面づくりという本来の目的を見失いかねません。

今回も、単に手の空いている人を集めるのではなく、テーマやターゲットに沿った制作ができるチームをつくりました。

そのうえで、細かなスケジュールを組み、担当者とこまめにやりとりしながら進行しています。

つまり、短期間のムック制作で必要なのは、「スピードか品質か」という二者択一ではありません。

企画に合った人を早くそろえる。
工程を細かく設定する。
状況を確認しながら進める。

この三つを同時に動かしていくことが、トレンド企画を短期間で形にするための基本になります。

短期間のムック制作を支えるチーム編成、工程設計、進捗確認の3つのポイント

発注時に短納期を希望する場合も、単に「急いでください」と伝えるだけではなく、希望する発刊時期や企画テーマ、想定するターゲットなどを制作側と共有することが重要です。
それによって、どのような体制を組む必要があるのかを具体的に検討しやすくなります。

まとめ|短期間の制作はチームと進行設計で決まる

トレンドを捉えたムック本を短期間で制作するときは、次の3点が重要です。

  • テーマやターゲットに合った制作メンバーを早い段階でそろえる
  • 完成日だけでなく、途中の工程まで細かくスケジュールを設定する
  • 小さな遅れを放置しないよう、各担当者の状況をこまめに把握する

今回の健康系ムックでも、約2か月という限られた制作期間の中で、監修者、ライター、イラストレーターをそろえ、細かなスケジュールとやりとりを重ねながら制作を進めました。

短納期だからこそ、勢いだけでは進めません。
人と工程を早く整え、制作中の状況を細かく見ることが、機動性の高い編集チームをつくる土台になります。

短納期のムック本制作についてご相談ください

株式会社ジー・ビーでは、企画に合う監修者・ライター・イラストレーターなどの体制づくりから、短納期を前提とした工程設計・進行管理まで対応しています。
発刊時期が決まっている案件や、トレンドを逃さず制作を進めたい案件もご相談ください。

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この記事の監修者
株式会社G.B.

株式会社G.B.

雑誌・書籍・ムックの編集・出版を中心に、
その他にも広告媒体の企画・編集・制作著作権の管理・運用、翻訳、その他上記に付帯する一切の業務を行う。

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